デトックスにも免疫力が必要

免疫力には個人差があり、免疫力が高い人とそうでない人がいます。 幼い子どもや高齢者は免疫力が弱いのが普通ですが、成人であっても風邪をひきやすかったり、怪我が治りにくかったりする人は免疫力が弱くなっています。 デトックスを進めるためには、免疫…

免疫細胞の働き

免疫力で主役となるのは、血液やリンパ液の中に含まれる白血球です。 白血球はさまざまな能力を持った免疫細胞をまとめた言い方です。 免疫細胞にはどんな細胞があるかというと…①外部から侵入した異物を見つける免疫細胞②異物を直接退治したり食べたりする免…

侵入した「毒」を退治する力、免疫力

人間には外から入ってくる有害化学物質を即座に退治する、免疫機能が備わっています。 侵入者をただちに退治する最近、「免疫力」という言葉が注目されていますが、免疫力とは外から侵入してくる細菌やウイルスなどを制圧する力です。 風邪をひいたり、傷口…

解毒と吸収の追いかけっこ

肝臓は血液に流れ込んでいる有害化学物質を黙々と解毒し続けます。 ですから、時間の経過とともに有害化学物質の毒性は消えてなくなるはずです。 ところが、私たちは毎日の生活の中で、次から次へと有害化学物質を取り込んでいます。 解毒し終わる前に新しい…

血液に流れた有害化学物質は…

血液は酸素を全身に送りながら、使わなくなった細胞、細菌・ウイルスの死骸、老廃物、毒性のある有害化学物質などを集めて流れています。 こうして血液に集められた不要な物質の一部は、全身をめぐる途中で汗と一緒に体の外へ出ていきますが、多くの不要物質…

解毒効果がないケースもある

肝臓の代謝機能は人によって能力の違いがあります。 肝臓に病気を抱えている人や高齢者はこの能力が衰えていることがあるのです。 もっとも気をつけたいのは、おなかの中にいる胎児や幼い乳幼児は、肝臓の代謝機能が未熟だということ。 解毒作用の能力が、ま…

解毒も代謝機能のひとつ

もうひとつ、肝臓は体にとって毒性がある物質を無毒な物質に変換するという働きを果たしています。 胃腸で栄養素と一緒に消化吸収された有害化学物質は、肝臓で酸化・還元・抱合作用などを受けて無毒化されます。 その後、腎臓を経由して尿として排泄されま…

誰しもが持つ解毒システム、代謝機能

新しいものと古いものを交換する代謝。 肝臓で行われる解毒作用も代謝機能のひとつです。 一大化学工場で行われる代謝とは物言わぬ臓器といわれる肝臓は、さまざまな物質を体内に取り込むと、化学合成によって再利用しやすい物質に変換している、一大化学工…

日用品効果の裏側 その2

私たちがふだん使用している日用品。 その効果をうたうキャッチコピーの裏には、実はこんなかくれた意昧が…《無香料》原料になる合成界面活性剤や合成化学物質は無臭ではない、そのため、臭いを消す新たな合成化学物質が消臭剤として添加されている。 《無香…

洗濯物を白く輝かせるための添加物

・蛍光増白剤発ガン性物質、環境ホルモン物質の疑いがあります。 洗濯物に残留して効果を発揮する(白く輝かせる)ものですから、蛍光増白剤入りの洗剤で洗濯した衣類を着用することで、経皮毒の影響を受けることがあります。 新生児、乳幼児の衣類、肌着な…

UVカット製品の主な有害化学物質

日焼け止めクリーム、下地クリーム、ファンデーシヨン、リップクリームなどには紫外線吸収剤が使用されています。 中には毒性の強いものが含まれます。 ・ウロカニン酸工チル経皮吸収すると皮膚障害、アレルギーを誘発する可能性があり、発ガン性物質の疑い…

白髪染め、ヘアカラーに使用される有害化学物質

ヘアカラーを経験したことがある方はおわかりでしょうが、強い刺激臭がありますね。 白髪染め、ヘアカラーにはそれだけ毒性が強い成分が含まれていますが、経皮毒物質としてとくに注意しておきたい物質があります。 ・パラフェニレンジアミン黒色系の染料と…

製品に色を付ける着色剤

着色剤にはカロチン、ウコン、赤ビート、カラメル、ベニバナなどの天然色素と、石油からつくられたタール系の合成色素があります。 とくにタール系色素は毒性が強いとされ、食品で、の添加は禁止されていますが、洗剤や化粧品などの日用品では一般的に使用さ…

製品の変質を防ぐために添加される有害化学物質

・エデト酸・エデト酸塩( EDTA・EDTA-2Na ・EDTA-4Na)金属イオン封鎖剤として洗剤、化粧品などの多くの日用品に使用されています。 経皮吸収すると、皮膚、粘膜を刺激し、アレルギーを誘発することもあります。 カルシウム欠乏症、血圧降下、腎機能障害を引…

殺菌剤・防腐剤として添加される有害化学物質

・安息香酸・安息香酸塩歯磨き剤、マウスウオツシュ、ハンドクリーム、アフタ-シェーブローションなどに添加され、食品の防腐剤としても使用されています。 経皮吸収すると皮膚障害を引き起こすおそれがあり、とくに目、鼻、のどなどの粘膜に刺激があるとい…

日用品に含まれる経皮毒物質を知っておく その4

く両性イオン系合成界面活性剤>殺菌・気泡作用があり、洗浄補助剤として使われています。 ・アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム、アルキルベタイン日用品には製品の肌に浸透しやすくしたり、保泌効果を与えたり、クリーム状に乳化させるためにさまざま化学物質…

日用品に含まれる経皮毒物質を知っておく その3

<非イオン系合成界面活性剤>洗浄力は低いですが、気泡作用、乳化作用があり、多くの日用品で使用されています。 ・ポリオキシエチレングリコールモノ脂肪酸エステルPEG(ポリエチレングリコール)保湿剤として、シャンプーやリンス、クリーム、ローション…

日用品に含まれる経皮毒物質を知っておく その2

く陽イオン系合成界面活性剤>洗浄力は劣りますが、殺菌作用、柔軟仕上げ作用、帯電防止作用があります。 柔軟仕上げ剤やリンス、コンデイショナーに使用される合成界面活性剤。 皮膚障害や粘膜障害を引き起こす可能性があり、神経に悪影響を及ぼす神経毒性…

日用品に含まれる経皮毒物質を知っておく その1

洗剤や化粧品に含まれる、経皮吸収されると危険性が高い物質を覚えておきましょう。 <陰イオン系合成界面活性剤>洗浄力がもっとも強力で合成洗剤の主成分。 ・アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(直鎖型)LAS石油から合成される代表的な界面活性剤。 …

危険性が高い農薬、殺虫剤の成分

除虫菊の花に含まれる成分と似たものを化学合成でつくり出した合成ピレスロイド系農薬は、発ガン性物質や環境ホルモンの疑いがあり、不純物としてダイオキシンを含む可能性もあり大変危険な有害化学物質です。 ①ベルメトリン家庭用殺虫剤に多く使用される合…

殺虫剤、農薬、虫よけスプレーの危隙性

殺虫剤や農薬は害虫を死滅させるためのものですから、毒性が強い薬剤です。 散布されたものを吸い込んだり、残留した農薬が食品に付着したり、私たちの体にたまると、大変有害な毒物になります。 しかしながら、農薬や殺虫剤には成分となる薬品を表示する義…

医薬部外品は本当に効果的?

肌荒れやにきびを防ぐ、傷んだ髪を元に戻すなどの薬効成分が特別に添加されている製品は、「医薬部外品」という扱いになり、成分を表示する義務がありません。 しかしながら、そのような製品でも合成化学物質が主成分であることがほとんどです。 現在では、…

香料表示に疑問あり!

洗剤、化粧品などにはたいてい香料が使われています。 「石けんの香り」や「お化粧のにおい」はこうした香料のにおいです。 企業秘密という名目で成分表には「香料」としか書かれていませんが、石油からつくられた合成香料、天然素材から抽出された天然香料…

経皮毒は製品の成分表を見て確認する

ラベルや箱に表示されている成分表は、安全な製品を選ぶために大切な目安となります。 成分表を見ることから日用品は、配合されている成分をラベルに表示する義務があります。 危険な成分が入っていることもあるので、自分で確かめて選びなさいというわけで…

日常生活のちょっとした工夫で侵入を防ぐ

環境ホルモンによる健康障害は、体質の違いや生活習慣の違いによって個人差が生じます。 プラスチックやビニール製品は高温のところで、環境ホルモンが溶け出してくる可能性が高くなります。 それが食べ物に混ざったり、日用品を使用したりすることで取り込…

生活の環境ホルモン物質にも注意!

DDTやダイオキシン以外にも、環境ホルモンではないかと疑われる化学物質が私たちの身のまわりには数多くあります。 ポリカーボネート容器や缶詰のコーティング剤に合まれるビスフェノー ルA、発泡スチロールの主要原料スチレン、スプレーや除光液の揮発剤な…

シャンプーや生理用品が婦人病と関係する理由

洗剤や漂白剤の使用でダイオキシンが発生しているとなると、ごく身近な日用品から経皮吸収ルートでダイオキシンを取り込んでしまうことが大いに考えられます。 経皮吸収率が高い頭皮や性器周辺で合成洗剤を使用したり、漂白した肌着やおむつを使うだけでダイ…

新たに注目されるダイオキシンの発生原因

これまで、ダイオキシンは主にゴミ焼却時に発生する物質と考えられてきましたが、それ以外の発生原因についても注目されています。 ひとつは、合成界面活性剤が水道水に含まれる塩素に反応して、ダイオキシンが発生しているのではないかという説。 合成洗剤…

危険な環境ホルモン物質とは?

残留農薬の代表であるDDT、ゴミ焼却時に発生するダイオキシン、かつての工業原料として今でも河用や湖を汚染しているPCBなどは、環境汚染の原因となる環境ホルモンとして知られています。 おそらく、地球上のほとんどの生物がこれらの物質に汚染されています…

低濃度で全生物に影響を及ぼす

環境ホルモンの悪影響は人間に対してだけではなく、野生動物にまで及んでいます。 2O世紀後半、世界各地の野生動物に生殖器異常や種の減少などといった深刻な異常が見られました。 環境ホルモンの多くはエストロゲンという女性ホルモンと同じような作用があ…