「毒」はどこから入ってくる?その侵入ルート

有害化学物質の侵入ルートは三つある人間には生きていくために必要な栄養や酸素など、体の外にあるものを体内に取り込む三つのルートがあります。

有害化学物質も、その三つのルートから必要な物質と一緒に入ってきます。

さて、どのように入ってくるのでしょう。

1・口から入る経口吸収食べ物と一緒に有害化学物質が入ってくるルートひとつ目の経路は、食べ物や飲み物として口から取り込むルート。

もっとも多くの物質を体外から吸収するルートでもあり、これを「経口吸収」といいます。

体をつくるもととなり、体を動かすために必要な栄養素は、食事という経口吸収によって取り込まれますが、そのとき有害化学物質も一緒に入り込むことがあります。

しかし、経口吸収には有害なものが入り込んでも、それを防御するためのシステムが用意されています。

食べ物や飲み物には、微量ながらも毒素が含まれています。

そういった毒素を無毒化するために備わっているのが、肝臓による解毒作用です。