吸収された有害化学物質はどうなるの?

体に入り込んだ有害化学物質は、どういう経路で、どこにたまっていくのでしょうか?経皮毒物質はどこへ行く?経皮吸収によって取り込んでしまった有害化学物質は、皮膚の表層から内部へと侵入し、一部は皮下脂肪にたまり、一部は血液やリンパ液の流れに乗ります。

細胞から細胞へと徐々ににじんで吸収されることもあり、吸収していく過程が複唯なことも経皮毒の特徴のひとつです。

体内に吸収された有害化学物質は代謝機能を通して、尿、汗、便などと一緒に体外へと排出されるものですが、経皮毒は直接肝臓を通らないため、解毒、排濯の過程でとても時間がかかります。

このように、吸収された有害化学物質は長い時間、体内にとどまります。

経皮毒が体にたまりやすいのは、こうした理由からなのです。