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ヒ素中毒の症状

ヒ素は体内に取り込まれると血液に乗って、肝臓、腎臓、牌臓、腸など各臓器に広がっていきます。

骨、爪、皮膚、毛髪には長く残留するため、慢性中毒を疑われる場合は毛髪の検査をします。

高濃度のヒ素を吸収すると、吸収後一時間以内に急性の中毒症状を引き起こし、下痢、幅吐、吐き気、腹痛、脱水などの胃腸障害や呼阪困難などの症状が出ます。

ひどいときには命にかかわります。

地下水などに含まれるヒ素化合物を日常生活で少しずつ吸収すると、ヒ素が体にたまって慢性中毒を引き起こします。

慢性中毒になると皮膚ガン、肝臓ガン、膀胱ガン、腎臓ガン、肺ガンの発症率が高くなります。

森永ヒ素ミルク事件1955年、西日本を中心に粉ミルクの中に誤って混入したヒ素が原因で、乳児の集団ヒ素中毒事件が発生しました。

被害にあった乳児の数は一万二千人、死者は130人という大惨事でした。

問題の粉ミルクを飲んだ乳児には、発熱、下痢、皮膚の発疹、色素沈着、貧血、食欲不振、肝肥大、難聴、神経障害、てんかん発作などの症状がみられました。

誤って混入されたヒ素の量は微量でしたが、毒物に対する防御機能が未熟な乳児にとっては猛毒となり、重大な被害となったのです。