殺虫剤、農薬、虫よけスプレーの危隙性

殺虫剤や農薬は害虫を死滅させるためのものですから、毒性が強い薬剤です。

散布されたものを吸い込んだり、残留した農薬が食品に付着したり、私たちの体にたまると、大変有害な毒物になります。

しかしながら、農薬や殺虫剤には成分となる薬品を表示する義務はありません。

市販の殺虫剤には、経皮毒性が高いといわれている薬剤が含まれていることもあるので、その使用法には注意が必要です。

とくに虫よけスプレーは皮膚に直接噴霧するものですが、その毒性によって幼児が脳障害を引き起こしたという症例があります。

皮膚バリアー機能が未熟な乳幼児への使用は避けるべきでしょう。