危険性が高い農薬、殺虫剤の成分

除虫菊の花に含まれる成分と似たものを化学合成でつくり出した合成ピレスロイド系農薬は、発ガン性物質や環境ホルモンの疑いがあり、不純物としてダイオキシンを含む可能性もあり大変危険な有害化学物質です。

①ベルメトリン家庭用殺虫剤に多く使用される合成ピレスロイド系農薬です。

体に吸収すると、記憶力減退、疲労感、筋肉痛、呼吸器障害や胃腸障害、ふるえ、皮疹などを引き起こすことがあります。

噴霧した殺虫剤を吸い込んだり、付着した場所に手や肌を触れたり、乳幼児がなめたりすると大変危険です。

②テトラメトリン農薬、家庭用殺虫剤、衣類の防虫剤など、広く使用される合成ピレスロイド系農薬です。

体内に吸収すると、吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、耳鳴り、意識が遠のくなどの症状が現れ、重症になると呼吸困難やふるえが出ます。

皮膚過敏症、気管支端患、鼻炎、結膜炎を引き起こすこともあります。

殺虫剤を吸い込んだり、触ったり、誤って口に入れてしまうだけでなく、衣類や寝具、食品に二次汚染するおそれもあるため、家庭内での使用は大変危険です。

③ディート主に虫除け剤に使用される農薬の一種。

皮膚に塗布するクリームタイプとスプレータイプがあります。

経皮毒性が高く、皮膚での使用は危険ではないかと疑われる物質です。

体内に吸収すると、神経系の障害や皮膚障害を引き起こす可能性があります。

虫除けスプレーで幼児が脳障害を引き起こしたのも、このディートの影響だと考えられます。

人によっては、皮膚が焼け付くように熱く感じたり、発赤や水疱が現れます。

目や粘膜、傷口への塗布は絶対にしないように。