ホルモン作用が乱されるとわさ

経皮吸収で取り込まれた有害化学物質や食品に含まれる残留農薬食品添加物などの有害化学物質の中には、環境ホルモンとして分類される物質も存在します。

環境ホルモンは、ごく少量でも取り込まれると体内のホルモン作用に影響を及ぼすといわれています。

赤ちゃんはその成長に、いくつものホルモン作用を必要としています。

妊娠三〜四ヶ月頃までに男女の性を決定する性分化や脳や体の基礎をつくりあげるため、多くのホルモンが活躍しています。

胎児期から生後まもなくは、大人とは違い、一度受けたホルモン作用が元に戻らないという特殊な反応を起こす時期です。

その時期に、環境ホルモンの影響をほんの少しでも受けると、生後さまざまな異常が起こる危険性があるのです。

環境ホルモンなど有害化学物質の影響を受けやすい時期を正確にいうと、受精後一九日から妊娠三〜四ヶ月頃までです。

この時期はもっとも危険性が高いので、お母さんはどのような化学物質に対しても注意が必要です。