2016-01-01から1年間の記事一覧

疑惑があるならデトックスの対象に

プラスチックやビニールと同じように、石油からつくうれたのが合成化学物質です。 合成化学物質のほとんどは分子のサイズが小さく、脂肪になじみやすいことから細胞に浸透しやすい性質を持っています。 そのため、経口吸収、吸入、経皮吸収のいずれのルート…

生物には存在しない不必要な物質

合成化学物質が新しい化学物質であるということは、生物の体にはもともと必要のない物質ということです。 ほとんどの場合、有害になることはあっても有益に作用することはありません。 それどころか、体に吸収されると発ガン性、臓器障害、脳障害、アレルギ…

20世紀に登場した石油を原料とする化学物質

急激に蔓延した合成化学物質有害金属と同様に、体にたまると悪さをする可能性があるのが、石油から化学合成によってつくられた「合成化学物質」です。 その歴史はまだ1OO年足らずですが、合成化学物質の氾濫ぶりには目を見はるものがあります。 プラスチック…

金属以外の検査はむずかしい

私たちの体には、金属やミネラル以外にも毒性のある有害化学物質が蓄積されています 。 有害化学物質はあまりにも種類が多く、新しい物質が次々と開発されるため、検査物質として特定するのがむずかしいのです。 そのため、大学や大手の研究機関でのみ、物質…

毛髪検査で有害金属の体内汚染を分析

毛髪検査という言葉を聞いたことはありませんか?体内汚染の目安になる検査です。 なぜ、毛髪検査をするの?体に吸収された有害金属を検査する手段として、以前から行われていたのが毛髪検査です。 ヒ素や水銀中毒を知る上で、大きな手がかりになるのです。 …

さまざまなルートから入り込む可能性

透析用医薬品として使用されることはなくなりましたが、アルミニウムは私たちの体からいまだに検出され、関連を疑われるアルツハイマー病の発症率は年々上昇しています。 どのようなルートからアルミニウムを取り込んでいるのか、その詳細は明らかではありま…

アルツハイマー病の原因?

アルツハイマー病の原因物質ではと疑われるアルミは、もともと体に必要のない金属です。 アルミニウムの一番おそろしい点は、認知症の一種アルツハイマー病の原因物質ではないかと疑われていることです。 アルツハイマー病とは脳が少しずつ小さくなって、知…

最も身近な金属、アルミニウムの危険性

アルミ製品に固まれた生活アルミニウムは地球上で、量的にもっとも多い金属です。 加工が簡単で手に入れやすいことから、たくさんの製品に使われています。 工業製品(自動車、飛行機などて調理器具、アルミホイル、歯科用金属材料、容器、医薬品(解熱薬・…

井戸水のヒ素

記憶に新しいのは、茨城県神栖町の井戸水から環境基準の45O倍ものヒ素が検出された事件です。 この近くに旧日本海軍の研究所があり、戦後地下にヒ素を含む毒ガスを埋めたことがわかりました。 井戸水を常飲していたこの地域の住人は、目や粘膜への刺激、くし…

ヒ素中毒の症状

ヒ素は体内に取り込まれると血液に乗って、肝臓、腎臓、牌臓、腸など各臓器に広がっていきます。 骨、爪、皮膚、毛髪には長く残留するため、慢性中毒を疑われる場合は毛髪の検査をします。 高濃度のヒ素を吸収すると、吸収後一時間以内に急性の中毒症状を引…

さまざまな事件で問題となった猛毒 ヒ素

和歌山カレー事件で使われたことでも有名なヒ素。 その毒性は目を見はるものがあります。 毒性が高い亜ヒ酸ヒ素は水銀とともに「毒物及び劇物取締法」の毒物に指定されている有害金属です。 たくさんあるヒ素化合物の中でも、毒性が高いのは亜ヒ酸と呼ばれる…

農作物に含まれる水銀にも注意

魚介類だけではなく、米や麦などの穀物にも自然界から蒸発したものや農薬の成分、また鉱山から土壌に残留した水銀が含まれることがあります。 日本の土壌にはもともと水銀が多く含まれているため、主食となる米はできるだけ汚染の少ない地域のものを選ぶよう…

日本人は体内の水銀含有率が高い

私たち日本人は魚を多く食べる人種です。 そのため、食物連鎖の頂点にいるといえます。 水銀はイオウとの親和性が高く、日本は火山国であることから、土壌中に存在する水銀の量は世界水準に比べて高い値を示しています。 つまり、日本人は他国の人間より水銀…